今回、同じ人物・同じ環境・同じドライバーを使用し、RiCAMあり・なしでそれぞれ10球ずつ比較しました。
その結果、総飛距離の平均は、
RiCAMなし:276ヤード
RiCAMあり:287ヤード
となり、11ヤードの差が確認されました。
スイングそのものは変更せず、変えたのは足元だけです。
もちろん、この結果だけで「RiCAMを使えば誰でも11ヤード飛距離が伸びる」とはいえません。しかし、ゴルフでは地面と身体をつなぐ足元も、身体の使い方を考える重要なポイントのひとつです。
この記事では、実際の比較検証とRiCAMの研究資料をもとに、インソールとゴルフの飛距離について解説します。

ゴルフの飛距離とインソールは関係ある?
ゴルフの飛距離を伸ばす方法として、スイングの改善や筋力トレーニング、クラブの変更を思い浮かべる人は多いでしょう。
一方で、スイングは上半身だけで行うものではありません。
足元で地面を捉え、身体を支えながら重心を移動し、その動きを全身へつなげています。
足裏には、圧力・触覚・振動などを感じる受容器があります。人は足裏から受け取った情報を使いながら、立位や歩行時のバランスを調整しています。
ただし、姿勢やバランスには足裏感覚だけでなく、視覚・前庭感覚・固有感覚・筋力・関節機能など、複数の要素が関係します。
つまり足元だけですべてが決まるわけではありませんが、足裏は地面と身体をつなぐ重要な入口のひとつと考えられます。
スイングを支える足元の役割
RiCAMでは、足裏から身体へ情報が伝わる流れを次のように捉えています。
地面・床・靴の状態
↓
足裏に加わる圧力・接触・刺激
↓
足裏で感じる
↓
脳や神経系で情報を処理する
↓
姿勢や重心を無意識に調整する
↓
筋肉や関節が反応する
↓
立つ・歩く・走る・踏ん張る
ゴルフでも、スイング中は足元で身体を支えながら、重心移動や回旋動作を行います。
そのため、クラブやフォームだけでなく「足元でどのように地面を捉えているか」という視点も重要になります。

インソールで期待される変化
RiCAMは、足を強く固定することだけを目的としたインソールではありません。
特徴は、足裏へ感覚的な入力を届けることです。
RiCAMでは、母指球・小指球・かかとを足部の支持に関わる3点として位置づけています。
ただし、その3点で足を固定するのではなく、足裏に「どこで地面を捉えているのか」という感覚的な情報を届けることを重視しています。
RiCAMが想定している流れは次のとおりです。
立体構造
↓
足裏中央3点への感覚的な入力
↓
足裏の接地感覚への気づき
↓
身体が支持基底面を認識するきっかけ
↓
重心・姿勢・歩行・動作の再調整
ただし、これはRiCAMが目指す身体反応の考え方であり、すべての人に同じ変化が起こることを保証するものではありません。

RiCAMあり・なしで飛距離を比較
今回の検証では、インソール以外の条件をできるだけそろえ、RiCAMの有無による飛距離の違いを比較しました。
RiCAMとは?
RiCAMは、普段使用している靴の中に入れて使用する特許技術のインソールです。
特徴は、足裏中央の3点構造。
身体を外側から固定するのではなく、足裏へ感覚的な入力を届け、身体が自ら気づき、反応するきっかけをつくることを目指しています。
スポーツについても、踏ん張り・切り返し・着地・力の伝達などを、筋力やフォームだけでなく、足裏から入る情報と全身の動きのつながりから考えています。
検証方法
検証条件は以下のとおりです。
- 同じ日に実施
- 同じ人物が打つ
- 同じシミュレーションゴルフを使用
- 同じドライバーを使用
- RiCAMなしで10球
- RiCAMありで10球
- それぞれ10球の平均値を比較
1球だけでは打ち方や当たり方による偶然の差が大きくなる可能性があります。
そのため今回は、それぞれ10球を打ち、その平均値を比較しました。


検証結果|総飛距離に11ヤードの差
結果は以下のとおりです。
| 比較項目 | RiCAMなし | RiCAMあり |
| キャリー | 249ヤード | 261ヤード |
| 総飛距離 | 276ヤード | 287ヤード |
| 総飛距離の差 | - | +11ヤード |
※各10球の平均値を比較
今回の測定では、総飛距離の平均が276ヤードから287ヤードへ変化し、11ヤードの差が確認されました。

飛距離の測定前には、RiCAMなし・ありで片足スイングとバランスチェックも実施しました。
RiCAMなし・ありで片足スイングとバランスを比較すると、足元の安定性に違いが見られました。こうした身体の使い方の違いも確認したうえで、実際のショットの飛距離を比較しています。

検証で分かったインソールと飛距離の関係
今回確認できた事実は、総飛距離の平均が276ヤードから287ヤードになったことです。
一方で、「RiCAMを入れたことによって11ヤード伸びた理由が科学的に証明された」と断定することはできません。
ただし、RiCAMでは足元と身体の動きに関する研究が行われています。
2020年度には、東京電機大学 工学部機械工学科・井上淳准教授との共同研究として、20代健常者10名を対象に足底三点支持式インソールの有無を比較しました。
その結果、
- 立位時の左右足の足底圧中心X軸方向差が平均71.2%軽減
- 平地歩行時の重心左右動揺量が10名中9名で減少
- 上り坂では10名中7名で減少
- 下り坂では10名中6名で減少
という結果が確認されています。
さらに2022年度には、20代健常男性5名を対象に、足裏貼り付け式構造の有無を比較しました。
第一頚椎中央・骨盤中心・左右踝中心の距離推移と7筋の筋電位を測定した結果、首-腰間の進行方向最大距離が5名全員で小さくなったほか、一部の筋活動量が低下する傾向などが観察されています。
ただし、これらはゴルフの飛距離を測定した研究ではありません。
今回の11ヤードという結果と直接結びつけることはできませんが、足元から入る情報と重心・身体の使い方との関係を考える材料のひとつになります。

今回の検証結果を見るときの注意点
今回のゴルフ検証は、1名を対象とした比較です。
そのため、すべてのゴルファーがRiCAMを使用すると同じように11ヤード伸びるとは限りません。
足の形、身体の使い方、スイング、使用するシューズなどには個人差があります。
また、研究についても、「測定値が変化したこと」と「なぜ変化したのか」は別の問題として考える必要があります。
今回確認できたのは、
総飛距離の平均が276ヤードから287ヤードになった
という事実です。
その理由については、今後さらに検証する必要があります。
ゴルフ用インソールを選ぶポイント
ゴルフ用インソールを選ぶ際は、商品名や評判だけでなく、自分の身体やゴルフシューズとの相性を確認することが重要です。
足元の感覚を確認する
インソールを入れたら、次のポイントを確認してみましょう。
- 立ったときに違和感がないか
- アドレス時に足元を捉えやすいか
- スイング中に踏ん張りやすいと感じるか
- 左右への体重移動がしにくくなっていないか
ただし、「履いた瞬間に気持ちいい=自分に最適」とは限りません。
RiCAMでも、主観的な感覚だけでなく、COP(足圧中心)や足圧、身体の揺れなどの客観的データと合わせて身体を見ることを重視しています。
自分のゴルフシューズとの相性を確認する
同じインソールでも、シューズの硬さ・クッション性・サイズ・形状によって感覚は変わります。
そのため、
「人気の商品だから」
「飛距離が伸びると書いてあったから」
という理由だけで選ぶのではなく、普段使用しているゴルフシューズで実際に試すことが大切です。
足元の感覚やスイングのしやすさを確認しながら、自分に合うものを選びましょう。

まとめ
今回、同じ人物・同じ環境・同じドライバーを使用し、RiCAMあり・なしをそれぞれ10球ずつ比較しました。
結果は、総飛距離の平均が276ヤードから287ヤードとなり、11ヤードの差が確認されました。
この結果だけですべての人に同じ変化が起こるとはいえませんが、飛距離を考える際には、クラブやスイングだけでなく、地面と身体をつなぐ「足元」に目を向けることもひとつの方法です。
飛距離に伸び悩んでいる方は、普段使用しているゴルフシューズや足元の状態を見直し、インソールという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
【11ヤードの差を、実際の動画でチェック】
RiCAMあり・なしの比較検証を動画でご覧いただけます。
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